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第12章 意地悪。

この男、、
いちいち嫌味を言うか、
意地悪をしないと気が済まないらしく

･･毎日毎回大喧嘩。

清々しく一日を始めたい朝も、

美味しそうな食材を買って、
ワクワクしながら戻って来た昼も、

充実した時間を過ごせて、
穏やかに締めくくりたい夜も･･

『一体いつまで待たせるの？』

下宿の玄関を入ると
長さ２ｍ幅２ｍほどの廊下？があり、
オークの枠に板ガラスをはめたシンプルな扉がある。

扉の向こうは階段ホール。

そこに椅子を置いて本を読んでいるブルコントさんは、
こちらに一瞥もくれず言い放つ。

『乾くまでと言いましたが、
もう忘れたんですか、馬鹿アマゾーヌ？』