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第15章 地の果て。

深い意味なんて無い、
酔って、からかってるだけ･･

『ｳﾞｨｵﾚｯﾄ･･』

落ち着かなきゃ･･
切なげな囁きなんかに騙されちゃ駄目。

･･ﾃﾞﾓ･･

"どうする？
本当は好きで、
連絡を取る為にリモージュを
口実にしてたとかだったら？"

跳ね回る私の心臓が
意味不明な過去解釈と
行き過ぎた期待をし始めた。

馬鹿だ･･本当にお馬鹿さん。

『触らないで！
嬉しくないに決まってる』

顎にある手を振り払い、
怯んだ隙に数歩距離を取ると
ブルコントさんはクスクス笑いだす。

『声を震わせて。。
相変わらず、お子様ですね』

やっぱり、
からかわれていたんだ。