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止められなかった…
第20章 更なる深みへ…

『♪~』
静かな部屋に突然電子音が鳴り響く。
峻くんからの折り返しだ。
一瞬出ようか戸惑うが、かけたのは自分からだと自らに言い聞かせ通話ボタンを押すと、直ぐに峻くんの声がした。
“ゆなちゃん、どうしたの~?”
私は会社での噂話の件と、あからさまに絡んでくるのを止めてという事を冷静に伝えた。
“…勝手に言わしとけばい~じゃん。オレ止める気ないし~。”
その答えに、私は二度同じ事を繰り返し話し出す。
と、峻くんが電話向こうで言い放った。
“じっくり話したいみたいだから~…。ココ開けて~。”
…え?…ここ?…
言葉の意味を理解できずにいると
『ピンポーン…』
部屋のベルが鳴る…
…まさか…
携帯を耳に当てたまま玄関へ向かう。
“…峻くん?”
返事は無い…
“…もしもし?…峻…”
玄関をわずかに開けたその先に…
峻くんが立っていた。
静かな部屋に突然電子音が鳴り響く。
峻くんからの折り返しだ。
一瞬出ようか戸惑うが、かけたのは自分からだと自らに言い聞かせ通話ボタンを押すと、直ぐに峻くんの声がした。
“ゆなちゃん、どうしたの~?”
私は会社での噂話の件と、あからさまに絡んでくるのを止めてという事を冷静に伝えた。
“…勝手に言わしとけばい~じゃん。オレ止める気ないし~。”
その答えに、私は二度同じ事を繰り返し話し出す。
と、峻くんが電話向こうで言い放った。
“じっくり話したいみたいだから~…。ココ開けて~。”
…え?…ここ?…
言葉の意味を理解できずにいると
『ピンポーン…』
部屋のベルが鳴る…
…まさか…
携帯を耳に当てたまま玄関へ向かう。
“…峻くん?”
返事は無い…
“…もしもし?…峻…”
玄関をわずかに開けたその先に…
峻くんが立っていた。

