この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
止められなかった…
第23章 渦巻く感情…

その日、峻くんは一日中忙しそうで、自分のデスクに座る事も無く、午後からもミーティングをしているようだった。
昼前に顔を合わせたきりで終業の時間がくる。
荷物をどうしたらいいか分からないままで、私はアパートへと帰った。
部屋に入ると、峻くんと過ごした昨夜を思い出させるように、アチコチに放り出されたままの物…
座り込み、それらを一カ所に集めてキレイに畳み袋に詰めた。
何故か虚しいような、哀しいような沈んだ気分で台所へ立ち、晩ご飯に冷蔵庫の残り物でカレーを作り始めたその時……
アパートの前で聞こえる車の音。
私は玄関へ向かい戸を開ける。
何を期待したのか……
目の前にあったのは隣室の人の車だった。
昼前に顔を合わせたきりで終業の時間がくる。
荷物をどうしたらいいか分からないままで、私はアパートへと帰った。
部屋に入ると、峻くんと過ごした昨夜を思い出させるように、アチコチに放り出されたままの物…
座り込み、それらを一カ所に集めてキレイに畳み袋に詰めた。
何故か虚しいような、哀しいような沈んだ気分で台所へ立ち、晩ご飯に冷蔵庫の残り物でカレーを作り始めたその時……
アパートの前で聞こえる車の音。
私は玄関へ向かい戸を開ける。
何を期待したのか……
目の前にあったのは隣室の人の車だった。

