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止められなかった…
第24章 それぞれの感情…

孝さんが立ち上がって、私の腕を掴んで引っ張り、そのままベットへ放り出す。
仰向けに倒れた私に、孝さんは馬乗りになり、見下ろしたまま話を続けた。
“分からないって何だよ…”
“……”
“だから出張なんか行きたくなかったんだよ!!峻が側に居たから峻なのかよ!?”
どれだけ鈍い人間でも…
感情を絞り出すような話し方で、ここまで言われたら解るだろう…
小さい頃から『鈍い子』と言われ続けて生きてきた私が、孝さんの気持ちに気付いた瞬間だった……
仰向けに倒れた私に、孝さんは馬乗りになり、見下ろしたまま話を続けた。
“分からないって何だよ…”
“……”
“だから出張なんか行きたくなかったんだよ!!峻が側に居たから峻なのかよ!?”
どれだけ鈍い人間でも…
感情を絞り出すような話し方で、ここまで言われたら解るだろう…
小さい頃から『鈍い子』と言われ続けて生きてきた私が、孝さんの気持ちに気付いた瞬間だった……

