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止められなかった…
第28章 通い合う心…
食べ終わった頃

“シャワーしてきなよ。俺片付けしとくから”

と台所へ向かう。

私は言われるがままに先にシャワーを浴びる。

会社での出来事の残りが身体に纏わりついていて、私は複雑な気持ちで洗い流した…

部屋に戻ると、入れ替わりで峻くんがシャワーを浴びに行った。

私は丸くなり黙って座り込む。

シャワーを終えた峻くんは、『良かったぁ、まだ髪やってないね』と私の髪を乾かしてくれる。

乾かし終えると、いつもはドライヤーを渡してくるのに、今日はベットに座ったままで黙っている…

“峻くん?”

返された返事は

“そのままで聞いて…”

だった。




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