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女医の診察日誌
第2章 週に一度の疼き
 ヌルヌルした秘部を綺麗に拭き取り、穿いていたショーツ

も濡れているので、落し紙をスルスルッと抜き取り、それを

束ねて秘部に当てて、お待たせ、と看護師長が待つ診察室に

戻ってきた。

「先生、次の患者さんは太田さんですね?」、

「そうね・・・お呼びして」

理恵は言ったのだが、その声は甲高く上ずって、何時もの

冷静な時の声では無かった。

 勇次が呼び込まれたが、何故か勇次の顔を正視することが

出来ない位に胸が高鳴り、心臓の音が相手に聞こえているの

ではないかと思うほどであった。

「お変わりは無かったですか?」

「はい、別に変りはないです」

 勇次は答えたものの、今日の院長は機嫌が悪いのか、目を

見て話してくれないんだ、位にしか思っていなかった。
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