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第13章 不倫の結末

やがて、女の子が生まれて来た、赤ちゃんとはよく言ったも

ので、その顔は、お猿のように赤い顔をしていた。
　
母子ともに、６日目に退院して自宅に帰って来た。

「お帰り、理恵大変だったね、ありがとう」

「ううん、貴男がずっと傍にいてくれて、心強かったわ、私の
方こそ、ありがとう」

「理恵が苦しむのを見て、なんか罪悪感が、あったよ」

「気にしないで、女として生まれたら、みんなが通る道なのよ」

　勇次は結婚してから、ずっと、クリニックの経理面の面倒を

見てきて居たのだが、億単位の預貯金ができ、もっと有効な使い

道を模索していた頃に、不動産屋が訪ねてきた。