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女医の診察日誌
第7章 診療棟での痴態
「太田さん、もう少しお付き合いしてもらっても良いですか?」

「良いですよ、何時まででもお付き合いしても」

「では、私の城へ行きましょう」

「えっ、先生の城ってどこですか?」

「診療棟なのよ」

「僕は良いですよ、たとえ火の中でも行きますよ」

 彼女が先に立ち廊下に出ると、奥からお手伝いさんが、小走

りで近づいてきた、「太田さんに、パソコンを教えてもらうの

で、診療棟へ行くわ、飲み物は向こうに有るから結構よ」と、

云い残し、渡り廊下を進み、その建物に入った。
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