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キスの後で…
第3章 の
翌日のサークルの部屋は
昨日とは打って変わってほぼ全員いて。
もし昨日、この状態だったら
斎藤先輩とは何もない普通の先輩後輩の仲なんだろうなと思うと
人生って不思議だ。
ぼーっとそう考えていたら、1つ上の先輩が私の首筋を見て
「ダイブツちゃん、それってキスマーク?」
とつぶやいた。
大きな声じゃなかったのに、その言葉はサークル内で響き渡った様で
一斉に全員の視線が私に集まった。
「え・・あの」
昨日、斎藤先輩が私に吸いついていた奴だ!
とっさに手のひらでたぶんここ当たりだろうと思われる場所を
必死に隠した。
「え?ちょっと!ダイブツちゃん彼氏いないと思ってたのに!」
皆がドンドン集まって私を動けなくさせる。
ヤバイ。
斎藤先輩とのことをサークルで言っていいのか判断できずに
迫ってくる皆が怖くなって涙目になった。
そんな空気の中、その空気を壊すように
斎藤先輩が入ってきて
一瞬みんなの視線が斎藤先輩に集まった。
「なに?」
異様な雰囲気に気がついて
その中心にいる私に怪訝な声で問いただす。
「あの・・・」
言葉がつまって上手く言えない私に
「ダイブツちゃんに彼氏ができたらしい!」
「首筋にキスマークがあんだよ」
と先輩たちは矢継ぎ早に斎藤先輩に事と次第をご説明する。
昨日とは打って変わってほぼ全員いて。
もし昨日、この状態だったら
斎藤先輩とは何もない普通の先輩後輩の仲なんだろうなと思うと
人生って不思議だ。
ぼーっとそう考えていたら、1つ上の先輩が私の首筋を見て
「ダイブツちゃん、それってキスマーク?」
とつぶやいた。
大きな声じゃなかったのに、その言葉はサークル内で響き渡った様で
一斉に全員の視線が私に集まった。
「え・・あの」
昨日、斎藤先輩が私に吸いついていた奴だ!
とっさに手のひらでたぶんここ当たりだろうと思われる場所を
必死に隠した。
「え?ちょっと!ダイブツちゃん彼氏いないと思ってたのに!」
皆がドンドン集まって私を動けなくさせる。
ヤバイ。
斎藤先輩とのことをサークルで言っていいのか判断できずに
迫ってくる皆が怖くなって涙目になった。
そんな空気の中、その空気を壊すように
斎藤先輩が入ってきて
一瞬みんなの視線が斎藤先輩に集まった。
「なに?」
異様な雰囲気に気がついて
その中心にいる私に怪訝な声で問いただす。
「あの・・・」
言葉がつまって上手く言えない私に
「ダイブツちゃんに彼氏ができたらしい!」
「首筋にキスマークがあんだよ」
と先輩たちは矢継ぎ早に斎藤先輩に事と次第をご説明する。