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霞草
第6章 二人の想い
翌日は、泉の源の雪解け水で出来たせせらぎを見に出掛けた。
もう雪はほとんど残っておらず、せせらぎではなく小川から川に成りつつあった。
もうすぐ、霞の学校が始まる。
ゆっくり二人で出掛けるのも今日で終わりだ。
昨日の泉を思い出しながら他愛もない話をしていた。
「僕も勉強しなければならないんだろうな。」
なんだか、霞にも置いていかれる気分になる。
彼女は僕の焦燥感に気づいたのか
「良ければ勉強教えてね。」
と言ってくれた。
それと、霞が学校に行っている間、僕はおじさんの畑仕事を手伝うなどを頼まれた。
その分もバイト代として宿泊費を値引きしてくれるということだ。
許されるなら、ずっとここにいたい。
霞への想いだけで考えればだが、
しかしこのままでいい訳がない。
自分の不甲斐なさを、思い知らせれた。
こうして、霞の春休みは終わっていった。
もう雪はほとんど残っておらず、せせらぎではなく小川から川に成りつつあった。
もうすぐ、霞の学校が始まる。
ゆっくり二人で出掛けるのも今日で終わりだ。
昨日の泉を思い出しながら他愛もない話をしていた。
「僕も勉強しなければならないんだろうな。」
なんだか、霞にも置いていかれる気分になる。
彼女は僕の焦燥感に気づいたのか
「良ければ勉強教えてね。」
と言ってくれた。
それと、霞が学校に行っている間、僕はおじさんの畑仕事を手伝うなどを頼まれた。
その分もバイト代として宿泊費を値引きしてくれるということだ。
許されるなら、ずっとここにいたい。
霞への想いだけで考えればだが、
しかしこのままでいい訳がない。
自分の不甲斐なさを、思い知らせれた。
こうして、霞の春休みは終わっていった。