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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第13章 交差-人間模様

1回目のアンケートは送った『良い・普通・悪い』の3択形式だから簡単だし、それと入れ替わりのように2回目の小包が届いた。
「結構真面目なところなんだ」
今じゃ数多く出回っているサプリメントだから、多少適当かと思っていたのに予想外。
でも、サプリのせいか、彼奴の呼び出しが無いせいか、体調が良いのは確か、まぁ身体の痣は消えないケド。
それでも、コンビニに行って、何か買い食いしようかとか思えるようになったし、暖かいココア程度なら簡単に飲める。
ぁたしの好きなアイスコーヒーはまだ無理だけどね。
今日も天気が良いから、コンビニへ…
でも、昼間でも寒くなった秋も終わりに近いもん。
薄手のコートを引っ張り出し、コンビニまでいそいそ‥最近のぁたしには考えられなかった事だ。
昼間だというのに、美紀はコンビニに行った‥らしい、少しは良くなっているのか??
美紀の居ない隙に、1階の寝室から電話を掛ける、相手は勿論‥‥早乙女だ。
『・・もしもし』
「倉原だが……」
『ああ、その後はどうだい?』
「最近は軽い食事なら食べているそうだ…
後、自分でコンビニに行く事も……」
『そうか・・
少しは効果があるようだね』
「ああ…
後、夜は学校以外殆ど出歩いていない、その辺りも原因だとは思う」
『向こうが動かないと?』
「そのようだが……」
妻に言わせれば、この2週間は殆ど学校しか行っていないらしい。
向こうが諦めたのか?
いや、そんは筈は無い。
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