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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第16章 平穏と秘密



でも、大した話はしていなかったと思う…
"同じ"の意味を聞かれて、ぁたしは正直に答え、別れたと‥どんなに思っても、もう二度と会う事は無いって……



「・・・・・付属高・・・・・」

「ん?」

「ぁたし、桜に付属高とだけは‥言った」


そうだ…
付属高と一緒に、あの人の事も思い出に……


ぁたしは確かに桜にそう言った。


という事は付属高から?
今更退学した付属高に行ったって、誰もぁたしの事なんか気にも止めない筈‥そういうガッコだもん。


受験戦争で人なんか構ってられない、付属高ならそうなる間違いなく…



それなのに桜は探し当てた…
偶然なのか誰かが話したのか分からないケド、桜はぁたしの中途半端な話だけで、此処を探し出したんだ。


紀永さんは曖昧にぼかして、ぁたしが来ていたかどうかは分からないようにしてくれたケド、多分桜はまだ探してる‥ぁたしが言った"あの人"を……


めげないのが桜…
だって‥それが桜だもん。



「どうしよう……」


今、ぁたしは桜とは連絡が取れない。


入院中という建て前もあり、彼奴を避ける為に携帯の電源を切っている。


体力回復を第一に…
紀永さんが携帯の電源を切る事を提案した、勿論ぁたしはそれに同意し、ガッコに連絡を入れた日に電源を落としてそのまま……


だから、桜に連絡を取る事も会う事も出来ない…
でも、桜の事だから、今でも探しているんじゃ………



「友達だったのかい、あの子は?」

「うん…
桜はぁたしの親友……
多分ぁたしを心配してる」


入院中なんて話を聞いたら、桜は絶対に心配してるよ。



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