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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第3章 夜に紛れて


夕方普通にガッコに行って、桜達には用があると言ってガッコの門で別れた。


駅で何時ものように着替えて、向かったのはラブホの近くの茶店‥そこが冬二との待ち合わせ場所。



「おう、来たか…」

「あんな時間に呼び出し電話なんて酷いよー!」


多分に、ゆかりが居ない間に電話した……

冬二の事だから、履歴も残さないんだろうなーと勘ぐってしまう。



「じゃ行くか??」

「ちょっと!
終わったばかりなんだから、コーヒーくらい飲ませてよ」

ガッコ終わって、休み無くここまで来たって言うのに、少しは休ませろってんだ!



「ああ‥わりぃ」

「分かれば良いよーだ」


その間に、サッサとアイスコーヒーを注文…



「今日ゆかりは?」

「うちの連中と流してるんじゃねぇか?」

「そなの?」

流すって、車かバイクで街を走り回る事、ゆかりは無免だから、横乗りかケツ乗り専門だけど……


そんな何気ない会話をしている内にアイスコーヒーが……



「んー美味しい!」

眠たくなる授業の後は、冷え冷えのアイスコーヒーが一番!

あー頭がスッキリするー!!



「たくっ、美紀くらいだな、俺相手に自由奔放なのは…」

「なんで?
普通じゃん??」


ぁたし何もしてないよ?



「他の女は直ぐラブホとか言うのにな、美紀はそっちよりアイスコーヒーが良いと来た」

「ちょ…
ラブホは直ぐ目の前じゃない、少しくらいアイスコーヒー飲んだって逃げて行かないわよ」

「普通はアイスコーヒーより俺を選ぶぜ?」


ホントに俺様なんだから……


確かに冬二はカッコイいし、腕っぷしも強く女にモテる。


だからと言って、ぁたしまで他の女と一緒にされるのもちょっとね……


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