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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第4章 脅し-奴隷契約


まさかのまさか、吉田なんかに見付かるなんて…


ぁたしだって、全く予想していなかった展開。


さて、どうやって言い逃れしようか?


とは言っても、このカッコだし、思いっ切りラブホの前だし……


別に退学になるのは構わない、元々退屈しのぎに行っていたんだから、ガッコ自体に未練なんて無い。


ただ、桜や克己達が悲しむのは嫌だ、ぁたしが退学と決まったら、桜は絶対悲しむ、だって桜だから……


どうしようかと悩んでいるのに、吉田はぁたしの事をニヤケ顔で見ている、どうしたいワケ??



「倉原…
随分と男と遊んでいるようだなぁ……」

「それが何か?」


こうなったら開き直りで、吉田を振り回してやる!



「コイツ、前にうちの学校に居た奴だろう?
素行不良で退学になりやがった馬鹿な奴」


吉田が持つ携帯…


その画面には、ぁたしと冬二がラブホから出て来る姿が写っていて……


と言う事は、ぁたし達がラブホに入る時から吉田は居たんだ、それを知らずラブホに入って、出て来た所を写された。



「職員会議に掛ければ一発退学もんだな倉原?」


コイツ………



「好きにすれば良いじゃない…
退学?
上等よ!!」


売り言葉に買い言葉、今のぁたしにはこれしか言えない。



「本当にそれで良いのか?
中卒の餓鬼なぞ、どこも相手にせんぞ…
親も肩身が狭いよなぁ…」

「親なんか関係ないじゃん!」

「そうか?
確か倉原の親は、早乙女傘下のエンジニアだったと記憶していたが??」



"ドキッ!!"



親じゃない、早乙女の名……


もし、ぁたしが退学になったら、あの人にも知られるの??


それはイヤ……


幾ら見向きもしていなくても、あの人に知られるのはイヤ!


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