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第3章 強い瞳

僕は男が嫌いなんだ。

多分こいつがいなかったらきっと男が寄ってきていたと思う。

生憎何処へ行っても一人だと男が寄ってくるから…

｢本当に苦手なんだな。氷雨…｣

『だが何故かお前だけは触れる。』

ソッと自分から触れればやはり不快感が無い。

｢っ…氷雨？｣

『…心地が良い温もり。』

アンジェラや両親とは違った…

｢…っ｣

ん？

なんだその顔は