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第21章 告白

名前だけで、震えてしまうなんて。。。

本当に、来たの？

体が震えてくる

私は、席を立つ
トイレに行き、体を落ち着かせる

大丈夫
大丈夫

自分に言う

大丈夫
違うよ？
大丈夫

トイレから出ると、誠が帰ろう？と手を握られ、ひく

荷物は？

もったよ？
行こうか？

車に乗る

私を抱きしめる
ギュッとして聞いてくる

どうかした？
顔色が悪いよ？

大丈夫だよ？
大丈夫。。。

ギュッと抱きつき、笑う
笑っているのに、涙がハラハラ落ちる

泣いてる。。。

涙を舐めてくる

泣いてるよ？

大丈夫だよ？

頑張って笑う
涙がハラハラ止まらない

ギュッと抱きしめてくれる

何も聞かない、何も言わない。。。

心が苦しくて、つらい



ねえ？キスして？



見上げて、目を閉じる

チュッ唇が重なる
角度をかえて、激しくキスする

んっんっ

髪を撫でながら、切ないキスをする

唇が離れて、ギュッと抱きしめて、言う

帰したくない。。。

切ない誠の声に、キュンとなる

抱きしめ返して、

帰りたくないよ。。。

見つめて言う。。。

いいの？
手加減できないよ？

切ない声

うん。。。
めちゃくちゃに、抱いて？

抱きしめ返して言う。。。

バカ。。。

体が離れて、車が動く

誠は、手を握りながら、運転する

会話はない。。。




名前だけで反応してしまう。。。
動揺して、体が震えてくる。。。
どうしたら、あなたを忘れられるの？
忘れたいよ
忘れたいの
辛い。。。
あんなに辛くて泣いたばかりの日
思い出すのは、楽しい日々ばかり。。。
どうしたらいいの？
何で、忘れられないよ なんて、最後に言ったの？
ひどいよ。。。
本当に、私に、会いに来たの？
今更、ひどいよ。。。
私を解放して？

ねえ、思い出したくないの。。。

まだ、あなたに溺れているよ。。。