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忘れられない人
第21章 告白
手を、ひいて歩く
心がザワザワする。。。

歩道橋

あの日、泣いてる私が蘇る



ここで、詩織を見つけた。。。



え?


笑いながら、
綺麗な横顔で、泣いてる詩織がいた。。。

何で、泣いてたの?

私を見つめる。。。

目が離せなくて、ずっと見てた
泣いてる詩織に、一目惚れした。。。

その後に、合コンで詩織がいたときは、びっくりしたよ
胸まであった長い髪は、肩より上に、短くなってるし、本人かなんて、聞けなかった

どうしても、確かめたくて、車で送ってくよ って言ったんだ。。。

ただ、見つめて聞いた

車を待ってる、詩織の横顔を見て、確信した

空を見て、泣きそうな顔してたよ?

笑いながら、綺麗な横顔で泣いてた、詩織がいた

彼氏がいないって言ってたから、弱っていた詩織に近づいたんだ。。。

好きな人がいる詩織に、一目惚れしたんだよ?

教えて?
あの日、何で、ここで泣いてたの?

涙が、ハラハラ落ちる
あの日の私が、いる

ばっかみたい

笑いながら泣いた、あの日の私

誠に話し出す

別れた彼と、ホテルに行った
ザラザラした感情を吐き出して、楽になれると思ったのに、なれなくて。。。

忘れられないことを、思い知らされた

アイツは、ヤリタイだけだと言って、私を抱いた
キスもしない、名前も呼ばない、悲しくて忘れられない、セックス

泣きながら、快楽だけ 求めてした

快楽だけ求めてした
セックスした後は、流産してから、初めてぐっすり眠れた

もう、逢うことはない って言う私に、
アイツは、またなっ て言った

アイツと別れた後に、歩道橋の上から、見たの。。。

違う女と、抱きあって、私を抱いたホテルに戻るのを見たのっ

心が、わしずかみされたみたいに、ギュッて苦しくて。。。

ホテルに行くだけ
話をするだけ
ホテルに行って何もないよ
何もない訳ないっ

そう、思ったら、

ばっかみたいって思って。。。
涙が、止まらなくて

苦しくて。。。

でも、泣いてるのが、心配している友達や家族に知られないように、笑顔を作っていたの。。。




















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