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第25章 家族

向かい合って、座る
誠が、私を支えて座る

私が、お兄ちゃんに話しかける

ねぇ、お兄ちゃんは、先輩と付き合っているんですか？

そうだよ？
びっくりした？
ありさが、面白いから内緒で驚かせようって、言うから、ごめんね？

クスクス笑う

先輩が、会話に割り込み、

本当に、お兄ちゃんって呼ばせてるの？
ズルいっ

誠が、言う

だろ？妹プレイみたいだから、止めろよ？

えー？
私、お兄ちゃん、欲しかったから嬉しいのに、やだあ

誠に言う

先輩が、

詩織？
私は、未来のお姉さんなんだから、私も、

お姉ちゃん

って、呼んで？

真面目な顔で言う

先輩は、先輩ですよ？

私も、詩織のかわいい声で呼ばれたいっ

えー？無理です
ふふっ

先輩が、私に近づいてくる
私の髪をかきあげて、

みんなに言おうかなあ？
首も体中も、キスマークだらけで、独占欲が強い誠に、腰が砕けて歩けないくらいシテるって？

先輩っ
いじわるっ

フフン
さあ、呼んで？

ハイ。。。
私、お姉ちゃん欲しかったから嬉しいですよ？
ありさお姉ちゃん？
よろしくお願いします？

先輩が、私に抱きつく

かわいいっ
この、かわいい生き物を、誠が独占するのは、許せんわっ

先輩っ
苦しい。。。

誠が先輩から、私を奪いかえして、誠の腕の中に入れる

ありさっ 離れろよっ
詩織は、俺のなんだから？

チュッ おでこにキスする

恥ずかしいっ

お兄ちゃんと、先輩が私たちを見て笑う

悪いかよ？

誠が照れながら言う

お兄ちゃんが、私に言う

詩織ちゃん、誠は今まで、こんなに女に夢中なのを見たことないよ？
誠がこんなに、嫉妬したり独占欲が強いなんて、びっくりしたよ。。。

先輩が、

誠は、独占欲が強すぎなのっ
私は、詩織には幸せになってほしいの。。。
辛い詩織も知ってたから。。。
本当は、誠みたいに、今まで女にルーズだったヤツには、渡したくなかったけど、誠が、ここまで夢中になるから、許してあげたんだからね？
こんなに、痛々しいくらいに、キスマークつけたり、立てないくらいに無理させてっ
詩織を泣かせたら、許さないんだからっ？

怒る先輩を、お兄ちゃんがなだめている