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第31章 バレンタインデー

2月

あれから、3週間。。。

誠は、変わらず優しい。。。

毎日、朝も帰りも、迎えにくる

たわいのない話をして笑う。。。

週末は、金曜日は外泊、土曜日はうちで、ごはんを食べて、泊まっていく
日曜日は、出掛ける

楽しく笑う
別に不満はない。。。
ただ、セックスするのが増えた
何度も何度も、求める
私が、果てても、求め続けてくる
時間が許す限り、求め続けてくる。。。

まるで、セックスしていないと、解り合えないよう。。。

求められたら、傷つけたくなくて応えてしまう

土曜日は、うちに泊まっていくため、セックスはしない
土曜日は、安心している自分がいた。。。

このままでは、ヤバイ。。。
どうしたら、このモヤモヤした関係がなくなるのか、わからない。。。

はああ。。。ため息ばかりがでる

以前より、束縛も強く、一人になることが全くない。。。

一緒にいたいから、不満はない

首筋の傷は、綺麗に治り、毎日、新しいキスマークを、体中につける。。。
誠の不安定な気持ちが、私の体に刻みこんでいく。。。
まるで、痕をつけさせる箇所は、ないんだと、いうように


...

先輩に、相談してみようかな。。。

会社の帰り、先輩を呼び止める

先輩。。。

詩織？どうしたの？
誠と一緒じゃないの？

先輩。。。
今日、時間ありますか？
相談、聞いてほしい。。。

誠は？

待ってるけど。。。

涙がハラハラ流れていく。。。

ええ？どうしたの？

私を抱きしめる

よしよし。。。
誠に、話してくるから、待ってて？

ハイ。。。
先輩？

大丈夫よ？
私とデートしよ？

ハイ。。。

...

先輩が戻ってくる

更衣室

誰もいない

話して？

先輩。。。
私、どうしたらいいか、わからない。。。

うん。。。

ワンピースを脱ぐ
はらりと落ちる。。。

体中につけられたキスマークの痕
ワンピースが、隠していた部分全てに赤く、青い痕が散りばめている
腕、脚の裏側も痕が散りばめている

何？これ？
何で、こんな。。。

先輩。。。
どうしたら、いい。。？