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第32章 lesson 1

会社近くの公園に車を停める

私を撫でると、抱き寄せる

スーツに、化粧がついちゃうよっ。。。？
もうっ

せっかく、イチャイチャできるのに？
逃げるなよ？

だってぇ？
匂いも、ついちゃうよ？

ハイハイ

上着を脱ぐ

これなら、抱きしめていい？

ギュッと抱きしめる

髪を撫でる

うなじ、全開なんだけど？

仕方ないでしょ？
つけないでよ？

首筋をなぞりながら聞いてくる

見えない所は、いいんだよな？

ちょっと？

ブラウスのボタンを外して、肩に吸い付く

やだあ。。。

唇が離れて、ボタンをかける

鏡を見ると、動くと、チラチラ見える

見えてるっ
もうっ仕方ないなあ？
ふふっ

いいだろ？
俺の詩織なんだから。。。

私の左手の指輪をなぞる

ねぇ？朝からイチャイチャしたら、会社行きたくなくなるよ？
ふふっ

そうだな？

私を抱きしめて言う

好きだよ？

私も、好き。。。

キスしたいよ？

口紅落ちちゃうし、ついちゃうよ？

私の顎をもち、キスする
優しいキス

もうっ
ついてるよ？
キスしながら、自分の口紅を舐めとる

抱きしめて囁く

今のは、朝からやるなよ？
エロいって。。。

もうっ
会社行くよ？

頭をポンポンする

じゃあな？

いってらっしゃい？
バイバイ

...

誠を見送り、会社に行く

...

あの日、バレンタインに決意した
私は、この人と生きていく
忘れられなくても、思い出すことがないくらい、誠が溢れてくるはずだろう
忘れてあげないって、言ったのは、精一杯の強がり。。。
きっと、ずっと好き。。。
苦しいくらい好きよ？
でも、誠と歩いて行くって決意した
私の周りも、動き始めた
指輪をなぞりながら自分に言い聞かせる

私が、一緒にいて、笑うことができるのは、誠だけ。。。

幸せなんだし、これからも幸せが続く。。。

大丈夫。。。

二度と、悲しませない。。。
失いたくない。。。