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忘れられない人
第33章 lesson 2
ベッドの中で、抱きしめ合う

抱きつきながら、誠に言う

ちゃんと、話がしたい。。。
聞いてくれる?

私の髪を撫でてくれる

無理に話さなくてもいいよ。。。

ちゃんと話さないと、多分、また体が求めるだけのセックスしてしまいそうで、嫌なの。。。

黙ったまま、髪を撫でてくれる

病院。。。行くのが、怖かった

妊娠したかもしれないってわかった時も、なかなか行けなかった

どんどん、体重は減るのにお腹は大きくなってる気がして。。。

偶然にあった男友達が、自分の子供じゃないのに病院に付き合ってくれて、なんとか病院に行けた

病院には、赤ちゃんの声や子供たちがいて。。。

4ヶ月って言われた時は、 どうしよう しかなくて。。。

産むことも、おろすことも出来なくて。。。

体重は、更に減り、最後は倒れて、流産した

起きたら、今日行った病院と同じ

白いベッド。。。ピンクのドア。。。

あの光景が忘れられなくて、病院に近づくことも出来なくて。。。

頑張るって決めたのに、病院に近づくと、一気に頭の中に溢れ出して。。。

言われたのを、思い出してしまった

ごめんって言われた。。。

認知も結婚もできないって。。。

頭の中に溢れてきて、真っ黒になってしまって、その後は、わからなくなったの。。。

目を開けると、あの日に目を開けた光景と同じで、白いベッドの上でピンクのドアが見えた

ただ、今だけ考えたくなくて、誠に甘えてしまった。。。

体が求めて、セックスしてる間は、何も考えなくていいのに、終わると悲しいだけで。。。

誠が好き。。。

好きなのに、悲しいセックスは、もうしたくないのに、甘えて繰返してしまって。。。

ごめんなさい。。。

誠は、ずっと髪を撫でてくれた

詩織。。。

大丈夫。。。

ずっと一緒にいるから?

俺は、詩織の傍にいるよ。。。

離さないから、大丈夫。。。

車で、震える詩織を見て、俺は何もわかっていないことを思い知らされたよ。。。

詩織の体も心配だったけど、きっと焦っていたんだ。。。

詩織が妊娠したら、俺からは絶対に離れていかないって。。。

ごめん。。。

詩織を信じられなくて、焦ってたんだよ。。。








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