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忘れられない人
第39章 lesson 8
私の前で車が止まる

窓ガラスが、開いて誠が笑いかけてくる


お嬢さん?乗っていきませんか?


いいの?
ふふっ


誠が車から降りて、ドアを開けてくれる


サイドミラーに、直樹が見えた。。。

かわいい彼女と笑う顔が見える

後ろは、振り向かない

車に乗り、抱きついてくっつく

頭をポンポンする


詩織、何食べに行く?


一緒に、作ろう?

家でたべようよ?

先輩たちもいるかなあ?


クスクス笑う

そうだな?

家で食べよう。。。

詩織も、食べられるしな?


もうっ。。。エッチ

何作る?


兄貴たちがいるか、電話してみるよ?


心が苦しい。。。

罪悪感が、体中に走る。。。


詩織?

残念ながら、いないらしいよ

よかったな?


残念じゃないの?

ふふっ


私を抱きしめてくる


二人きりがいいに決まってるだろ?


じゃあ、何作る?


パスタにしよ?

去年の今日は、パスタ食べたよ?


じゃあ、買い物だな?


手をつないで、車を降りて買い物する



きっと、こうして二人で生きていけるんだろう。。。

当たり前の日常を一緒に生きていく

幸せになれる。。。



スーパーに入り、買い物する


詩織、アイスは?



...

アイスはいらない。。。

もう、いちごは食べられない

思い出すきっかけになるものは、食べられないよ。。。


...


泣きそうになりながら、誠を見る


今日は、プリンにするっ


泣かないように笑かける


誠の目が揺れたのがわかる


何も言わずに、手をつないでプリンを差し出す


プリンも、いちごあるんだな。。。


誠の声にドキリと反応する


どうする?


静かな声にビクンとなる


クリームかな?


震える声で、答える


頭をポンポンする


いこう?


買い物を終えて、台所で作り出す

トマトを、湯剥きしてトマトソースを作り出すと、誠が隣で、きのこやベーコンの具材を切り始めていく


器用な手に、見とれているとトマトソースが、手に、跳ねる


あっつ。。。


コンロを止めて、私の指を舐める


ぁ。。。っ。。。


顔がカアッと赤くなる



大丈夫だからっ

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