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第41章 lesson 10

夏になり、子供が産まれた

一人目なのに、すごく順調で安産だった

青色の空だった。。。

かわいい男の子だった

目が誠に、似ている

優しく私を見る目が愛らしい。。。

B型と、聞いて安心した

誠は、ずっとビデオを撮り、写真を撮り、落ち着かないようだ

初めて、抱っこしているのが笑える


すごく、緊張してる？


壊れそうだろ？


ようやく逢えたね？


ああ。。。

かわいいな。。。？

ちゃんと、王子だったしな？


名前、決めた？


ああ。。。

蓮 れん

橘 蓮 たちばな れん

にする

困難に打ち勝つ子に育つようにって意味があるんだよ？


れんくん？

カッコいいね？

よかったねっ？


れんの頬をツツく


私の腕の中の蓮は、笑うように私を見る


私の髪を撫でて、顎を掴みキスする


詩織も、元気でよかったよ。。。


意外に、丈夫みたいよ？

ふふっ


お疲れさま。。。


頭をポンポンする


可愛らしい顔の、蓮は何度見てもあきない


誠の目に、似てるよ？

私を見る目が、同じだよ？

ふふっ


...

それから、２年過ぎた

蓮は、手のかからない育児本のような子で、私は困ることがなく子育てしていた

誠は、変わらない

毎日、お昼は３人で食べて、帰って来たら蓮をお風呂に入れてくれる

お風呂から出たら、蓮を寝かしつけてくれる

私が楽になるように、家事も子育ても手伝ってくれる


蓮を寝かしつけている間にお風呂に入り、出てくると私の髪を乾かしてくれる

毎日、甘く愛し合う。。。

２年経っても、毎日求めてくる

蓮は、誠がいない間の私の様子を毎日、誠に報告する

私が、失敗したことや迷子になりかけたことなど、全て報告する

まさに、誠が言うとおりの王子になった

ママと呼ぶ姿が可愛らしい。。。

誠は、休みの日には私達を公園やドライブに連れていく

蓮は、誰にでも愛想よく笑い、なついている

実家に預けても、泣いたりしない

ママ１年生の私に合わせたような子だった

毎日が幸せに過ぎていた