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第44章 lesson 13

詩織。。。

ごめん。。。

一人にして、ごめん。。。

聞こえてるなんて思わなくて。。。

何気ない会話だったんだ。。。



私を抱きしめてくれる



わかってるよ。。。

心がドロドロになるのが、赤ちゃんにはわかったんだね。。。

嫉妬しないって言ったのに。。。


大切に育てるって、言ったのに。。。

ごめんね？

無事でよかった。。。


私を抱きしめてくれる、それだけで、いい。。。

眠たくなってきたよ。。。

誠も、帰って寝て？

また、明日。。。


意識を手離していく。。。


眠い。。。

遠い夢の中。。。

誠が、蓮が笑う。。。


私を抱きしめてくれる

誠の腕の中は暖かい。。。


...


目が覚めると、抱きしめられている


誠、帰らなかったの？


詩織が、起きない気がしたんだよ。。。

心配したんだよ。。。

心配かけるなよ。。。？


ギュッと抱きつく


ごめんね？


詩織。。。

愛してるよ？


何度も、キスしてくれる


ごめんな。。。？

俺のせいだよ。。。

無事でよかった。。。

ごめんな。。。

愛してるっ。。。


大丈夫。。。

赤ちゃん、生きてるから。。。


優しくキスしてくれる


私も、愛してる。。。

傍にいて？

寂しい。。。


抱きしめられて気づく


誠の腕の中は暖かい。。。

ずっと、こうしていたい。。。


ねぇ？

私が好き？


私の髪を撫でて笑いかけてくる


好きだよ。。。

一番好きだよ。。。？


よかった。。。

私も、一番好き。。。


優しく甘いキスの雨が降る


私のお腹を擦る


よかった。。。


私を抱きしめてくれる

髪を撫でてくる


もう少し、寝てろ。。。


うん。。。


瞼が重くなる


私を抱きしめて、髪を撫でてくれるのに安心して、眠りに堕ちていく

優しい手は、離したくない。。。

誠と蓮と赤ちゃんと、生きていきたい。。。

きっと、幸せに溢れている

裏切りは、許されない。。。

次は、ないだろう。。。

次は、きっと、何もかも失う気がするから