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忘れられない人
第50章 揺
カフェに入り、ランチを食べて待つ

コーヒーを飲みながら、携帯ゲームしていると電話が鳴る


はい


着いたんだけど、カフェにいる?


いるよ?


あ、いた。。。


電話と後ろから聞こえる声が重なり、振り向くと直樹が隣に座ってくる


何か食べていい?

お昼、食べてないんだ。。。


どうぞ?


直樹が注文していく


試合、勝った?


イヤ。。。

5-0だよ。。。

陸がいないからなあ。。。

何で、陸はサッカーやめるんだ?


さあ?


詩織、真面目に聞いてるんだけど?


なんか、サッカーでは、これ以上は伸びないのがわかったし、サッカーでは、生きていけないらしい

弁護士を目指すから勉強するって、言い出して進学塾に毎日通ってるの。。。

今まで勉強しなかったのに、毎日、23時くらいまで勉強してるんだよ?


陸が?

勉強してる?

ケラケラ笑う


すごいのよ?

3ヶ月で、偏差値が55から60まで上がったんだから?

目指すのは、偏差値70らしいわ。。。

サッカーしか知らなかったのに。。。


やるじゃん

陸が、頑張ってるなら仕方ないな。。。

FWいないと、辛いんだけどな。。。


ふふっ

何で、コーチしてるの?


直樹が料理を食べながら答える


うち、自営だろ?

地域に貢献で、頼まれたんだよ

仕事してるより、いいしな?


いたずらっ子のような顔は、高校生の頃と変わらない


詩織、車で来た?


ううん。。。

バス

帰りはタクシーで帰るから。。。


じゃあ、歩いて行こう?

車、パーキングに入れてきたから。。。


ふふっ


今日の詩織、かわいい。。。


直樹好みでしょう?

ふふっ


髪をさわってくる


っ。。。


髪、綺麗。。。

行こう?


カフェを出て、歩いて行く


詩織、早くしろよ?


無視して、自分のペースで歩いて行く


直樹が止まり、私を待っている


詩織、相変わらず遅いな?

しかも、急ぐ気がないのかよ?


ほら?


手が伸びてくる


私の肩を抱いて歩いて行く


ねぇ?

見られない?


大丈夫だよ。。。

堂々としてれば、誰も気にならないよ?


そうかなあ。。。?


人通りが少なくなり、歩いて行く


初めて来たホテルだった















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