この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
忘れられない人
第12章 episode11
7月
ようやく、食べられるようになり、友達もできた
同じ会社の先輩、同期の子
毎日、一緒に寄り道する
服、雑貨、甘い食べ物を食べに行く
少しずつ、日常から直樹が消えていく
駅を出て、三人で歩く
今日は、新作パフェを食べに行こうよ?
改札口
直樹がいた。。。
目があい、心臓がわしずかみされる
知らない顔して、通りすぎる。。。
詩織。。。
切ない声で呼ぶ
呼ばれた途端、心臓はギュッとした
私は、まだ直樹を好きなことを、思い知らされる
腕をつかみ、話があると、引っ張り歩く
先輩の目は
頑張って
と言っていた
直樹に引っ張られ、着いた先は喫茶店だった
付き合う前、初めて映画を見て行った喫茶店だった
珈琲を頼み、黙りこむ
私に話はない
ひたすら、下を見て時間が過ぎていく
出よう
喫茶店を出て、公園のベンチに座る
できるだけ離れて、端に座る
まだ、明るい時間
子供連れママが多かった
赤ちゃんが目に入る
あれ以来、赤ちゃんの声がすると息苦しいっ
この場所から逃げたくて、
ねぇ、話ないなら、帰るよ?
立ち上がり、直樹に言う
直樹が
ごめんっ
泣き出した。。。
...
意味がわからない
直樹は、あやちゃんに聞いたらしい
妊娠したこと
直樹に言えなかったこと
流産したこと
体重が減り続けていること
泣きながら、
ごめんっ
謝った
ようやく、食べられるようになり、友達もできた
同じ会社の先輩、同期の子
毎日、一緒に寄り道する
服、雑貨、甘い食べ物を食べに行く
少しずつ、日常から直樹が消えていく
駅を出て、三人で歩く
今日は、新作パフェを食べに行こうよ?
改札口
直樹がいた。。。
目があい、心臓がわしずかみされる
知らない顔して、通りすぎる。。。
詩織。。。
切ない声で呼ぶ
呼ばれた途端、心臓はギュッとした
私は、まだ直樹を好きなことを、思い知らされる
腕をつかみ、話があると、引っ張り歩く
先輩の目は
頑張って
と言っていた
直樹に引っ張られ、着いた先は喫茶店だった
付き合う前、初めて映画を見て行った喫茶店だった
珈琲を頼み、黙りこむ
私に話はない
ひたすら、下を見て時間が過ぎていく
出よう
喫茶店を出て、公園のベンチに座る
できるだけ離れて、端に座る
まだ、明るい時間
子供連れママが多かった
赤ちゃんが目に入る
あれ以来、赤ちゃんの声がすると息苦しいっ
この場所から逃げたくて、
ねぇ、話ないなら、帰るよ?
立ち上がり、直樹に言う
直樹が
ごめんっ
泣き出した。。。
...
意味がわからない
直樹は、あやちゃんに聞いたらしい
妊娠したこと
直樹に言えなかったこと
流産したこと
体重が減り続けていること
泣きながら、
ごめんっ
謝った