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禁煙チュウ
第14章 臨時休業
冷蔵庫にあった適当な材料で朝飯だか晩飯だかわからないものを作る。
置いてたフライドチキンをバラして卵と玉ねぎで親子丼にしよう。
石井は細いから具をいっぱい入れた味噌汁と、あと作り置きのきんぴらごぼう。
風呂場からドライヤーの音が聞こえてきたタイミングで仕上げして、石井が帰ってきたらちょうど出せるように……と思ってたら思うより早く石井が帰ってきた。
「あれ、ちゃんと髪乾かしたか~?」
鍋を動かしながら振り返ろうとした背中にぎゅっと石井が抱きついた。
「いい匂い」
「お腹空いてんの?」
火を止めて後ろに手を回して頭を撫でる。
「あ~、やっぱちゃんと乾いてないぞ頭」
石井が背中でクスクス笑う振動が伝わってくる。
「な~んだよ」
「やっぱりお父さんみたい」
ぐるん、と回って抱きしめる。見上げてくる石井の風呂上りの匂いにクラッとする。
「石井ファザコンなの」
「んー、そうかも」
ふっと二人で笑ってキス。
「はじめてが宮田さんで良かった」
至近距離でそんなことを言うもんだからそのままどうにかしてしまいそうになる。
下を見るとまた短パン履いてないし……。
「飯、もうできるから大人しく待ってな」
堪えてそう言うと石井は「は~い」と言ってまた風呂場に戻った。
すぐドライヤーの音が聞こえてくる。
ほんとに父親みたいだな、俺。発言に気をつけよう……。
卵に火を通していい感じに出来上がったところで石井が帰ってきた。
ちゃんと髪も乾いてるっぽい。短パンも履いてるし。
リビングに移動して二人でいただきますと声をそろえた。
置いてたフライドチキンをバラして卵と玉ねぎで親子丼にしよう。
石井は細いから具をいっぱい入れた味噌汁と、あと作り置きのきんぴらごぼう。
風呂場からドライヤーの音が聞こえてきたタイミングで仕上げして、石井が帰ってきたらちょうど出せるように……と思ってたら思うより早く石井が帰ってきた。
「あれ、ちゃんと髪乾かしたか~?」
鍋を動かしながら振り返ろうとした背中にぎゅっと石井が抱きついた。
「いい匂い」
「お腹空いてんの?」
火を止めて後ろに手を回して頭を撫でる。
「あ~、やっぱちゃんと乾いてないぞ頭」
石井が背中でクスクス笑う振動が伝わってくる。
「な~んだよ」
「やっぱりお父さんみたい」
ぐるん、と回って抱きしめる。見上げてくる石井の風呂上りの匂いにクラッとする。
「石井ファザコンなの」
「んー、そうかも」
ふっと二人で笑ってキス。
「はじめてが宮田さんで良かった」
至近距離でそんなことを言うもんだからそのままどうにかしてしまいそうになる。
下を見るとまた短パン履いてないし……。
「飯、もうできるから大人しく待ってな」
堪えてそう言うと石井は「は~い」と言ってまた風呂場に戻った。
すぐドライヤーの音が聞こえてくる。
ほんとに父親みたいだな、俺。発言に気をつけよう……。
卵に火を通していい感じに出来上がったところで石井が帰ってきた。
ちゃんと髪も乾いてるっぽい。短パンも履いてるし。
リビングに移動して二人でいただきますと声をそろえた。