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第14章 臨時休業

「んっ、んっ、あっ、はぁっ」
動きに合わせてリズミカルに零れ出る石井の甘い声が耳をくすぐる。
二人のくっついた部分が汗ばんで、石井の肌が吸い付くようにしっとりしてくる。

気持ちいい。変になりそう。
というかもう石井をむちゃくちゃに突き上げたい欲望で頭がパンパンになる。
甘い喘ぎ声と熱くてぬるぬるのナカが思考を溶かす。

夢中で細い腰を力を入れて引き寄、せさらに突き上げた。
「あっ、いたっ、い……っ」
耳元できゅうっっと高くなった声。
はっとして、あわてて少し腰を引く。

「っごめん、石井」
顔を覗き込むと薄く涙の溜まった目がこちらを見上げる。
罪悪感でいっぱいになって、石井の頬を撫でる。
石井ははぁはぁと荒い息を吐き、すぅっと目を細めた。

「大丈夫？」
「ん、はい……」
閉じたまぶたが微かに震えてる。
頭を支えてキスをする。

キスの合間に、あまり深く入らない様に腰の位置をずらした。
その間にも石井のナカはにゅくにゅく蠢いて俺のを包んでいて、すぐにも動きを再開したくなる。

ぎゅっと目を閉じると石井が軽く俺の唇を噛んだ。
目を開ける。
石井が俺の頬に手を添えて見つめてくる。
「我慢、しないでください……」
「でも……石井が痛いのは嫌じゃん」
俺の返事にふふっと石井が笑う。