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第13章 はじめて　その６

「わたしも、きもちいいから……っ」
そう思わず口走ると宮田さんの顔が色っぽく、何かに耐えるように歪んだ。
「ほんとに？　いしい……」
言いながら、密着させた下半身を大きくうねらせる。

「あぁっんっ、んぁンっ……」
返事の代わりに回した腕と足でぎゅっと締付ける。
「っあー、もう、だめかも……」
宮田さんが熱いため息交じりにそう言った。

宮田さんの腰使いがより一層強くなる。
それに合わせるようにわたしのナカもズクズクと疼く。
甘い痺れが繋がったところから体中駆け巡る。

突かれる奥が、擦れる入り口が、密着した肌が、全部がそれぞれに「気持ちいい」の信号を送ってくる。
頭がおかしくなりそう……。

「あっあっあっあっ！　ンッああんっ」
出そうと思っていない声が勝手に唇から零れていく。

掻き出されて溢れる愛液と、宮田さんの汗の匂いを嗅ぐ。
宮田さんのはっ、はっ、と荒い息が耳を掠めてゾクゾクする。

「いしい、もう俺……」
腰に回した腕でぎゅっと抱きしめられる。
逞しい、やけどしそうに熱い体がわたしの体を包む。
繋いだままの手も痛い位握り合う。

「は、ぁ……っ、わたしも……んんっ」
「っあぁ、だめだ、ゴム……」
と宮田さんが体を起こそうとする。
「あっ、だめ、」
わたしは抱きしめてそれを阻止する。