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彼女、早い者勝ち。
第7章 コイビトの境界線
「いらっしゃい、どうぞ~」

太陽のように眩しい礼央の笑顔が私を迎える。


「お邪魔します。」


変な緊張で声が小さくなる。



「俺の部屋わかるよね、先行ってて。」

そう言って礼央は台所へ向かった。



礼央の部屋のドアノブに手をかけると、隣の部屋から悪魔が顔を出す。


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