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彼女、早い者勝ち。
第7章 コイビトの境界線
そんな私と礼央はいつものようにたわいのない会話を交わしながらもう1時間経ったそうで、、、、


裕太の命令が頭の中をちらついて礼央の話が1ミリも入ってこない。


「であの映画、原作ものじゃん?

で絶対原作本のほうがいいと思ってたわけ。


けどいざ見てみたら...」



「ねえ、礼央。」


そう言って私は礼央の太ももを撫で回す。
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