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極上年下彼氏
第16章 ヒメゴト
昼休みも半分過ぎた頃、理人からメールがきた。


『中庭に来いよ』


私は返信もせず、理人に会いたくて教室を出た。


階段を足早に駆け下りると、足が絡まり躓きそうになった。


すれ違い様に一人の男子生徒に腕を掴まれ、なんとか転倒を防げた。


「すみません、ありがとうございます」


私は彼の顔も見ず反射的に謝った。


その時僅かに柑橘系の爽やかな香りがしたのを感じたが、
私は夢中で理人の元へ向かった。
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