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極上年下彼氏
第71章 決心
私は実家に何度か帰っていた。
その日実家に向かう途中、駅前で偶然紺野さんを見かけた。
「紺野さん」
私の声に気づき、振り返った彼女はあの頃とは全く違った表情で、幸せに満ちて穏やかだった。
彼女のお腹の辺りは少し膨らんで、身ごもっているように見えた。
彼女の隣にはうっすらと見覚えのある顔の男性がいた。
「あっ朱美さん」
私の顔を見て少し恥ずかしそうな表情をした。
「お久しぶり。御結婚したの?」
「はい」
彼女は赤らめて、でも幸せそうに返事した。