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幼い獣たちは愛を知る
第5章 情交
 ずりゅずりゅっと敏感な中を擦り上げられて息を整えようと口を開けると、
「かふっ……!」
 遅れてボルガさんにガツンと突き上げられた。息が、吸えない。俺はあっついのに中から灼かれてどうにかなりそうなのに、
「俺の……理性が切れたらどうするんですか……」
 ボルガさんがなんかゆってる。
「ぇ……」
 虚ろに目を向けると、少し浮上した意識が小刻みなボルガさんの動きを拾って気持ちよさに変換してくる。みっちりと包み込んでるのがわかる。
 そっと、目を塞がれた。
「こいつ、気持ちいいって」
 アストンの囁くような声が、ボルガさんのリミッターをいっこ外す。
 ボルガさんのおちんちんが、絡みついてた俺の内壁を引きずりながら出て行って、それから閉じようとしてるとこを割り開くように戻ってくる。あの硬い先っぽで、何度も何度も。
 あの尖ってるのが俺ん中で暴れてる……そう思うと中が濡れる。目が見えないから、自分の中が見えるような気がする。
 ぐぐっ、ぐっ、と奥の奥まで突き込まれて、痙攣する。
「そこ……!」
 ボルガさんが止まった。俺の体は止まらない。
「結腸まで来ちゃった、かな」
「気持ちいいんですよね……?」
 遠く遠く、2ブロック先みたいなとこからアストンとボルガさんの声がする。
「だいじょぶ。少しじっとしてて……」
「はい」
「それからまた突き落としてあげて」
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