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難問 -兄妹の領域境界-
第11章 夢の中で解かせる旅人算
そこで感じていることを確認すると、中の指で壁をなぞり探す。
すると、ビクンと未由の体が跳ねる。
「ふぁあああっ・・・あ・・・」
(・・・・ここか)
親指と中指で未由の弱い部分を擦りあげ攻める。
はじめは優しく、しかし執拗かつ着実に強さを増していく。
もっとつながりたくて、優しいキスが貪るようなキスへと変わる。
突き立てた中指がからめとられ締め付けられる。
貪っている舌の反応がおぼつかなくなり、未由は目の焦点が合わなくなっている。
「未由っ」
(俺の与える感覚だけを感じろ)
沸き起こる征服欲。
自らの手が未由を感じさせていることへの悦び。
中をこすりあげる指の速度を上げる。
「んぁ・・・あああああああ・・・」
指が一瞬締め付けから解放されたかと思ったら、指を中に取り込もうとうねり、何度も締め上げる。
(未由・・・っ)
あまりの達した未由の美しさ、儚さ、愛しさからなのか、佑人の目から一筋の涙が零れる。
そんな中、正体不明の恐怖が一瞬佑人を襲う。
未由、本当にこれでよかったのか?
なぜだ、俺も未由も覚悟していた。なのに湧き出る問い。
未由は、あまりの強すぎる感覚に意識を失おうとしている。
「全部夢にしてもいいよ」
無意識に口に出る。逃げ道を残してあげなければいけないととっさに思った。
未由だけは今ならまだ戻ることができるんだよ・・・と。
今日のことはすべて夢だったことにして、何もなかったように過ごしても俺は受け入れる。
一時の気の迷いなのであればそれで構わない。
答えはゆっくり考えて、未由が出せばいい。
俺はずっとお前のそばにいれれば、それだけでいい。
fin
すると、ビクンと未由の体が跳ねる。
「ふぁあああっ・・・あ・・・」
(・・・・ここか)
親指と中指で未由の弱い部分を擦りあげ攻める。
はじめは優しく、しかし執拗かつ着実に強さを増していく。
もっとつながりたくて、優しいキスが貪るようなキスへと変わる。
突き立てた中指がからめとられ締め付けられる。
貪っている舌の反応がおぼつかなくなり、未由は目の焦点が合わなくなっている。
「未由っ」
(俺の与える感覚だけを感じろ)
沸き起こる征服欲。
自らの手が未由を感じさせていることへの悦び。
中をこすりあげる指の速度を上げる。
「んぁ・・・あああああああ・・・」
指が一瞬締め付けから解放されたかと思ったら、指を中に取り込もうとうねり、何度も締め上げる。
(未由・・・っ)
あまりの達した未由の美しさ、儚さ、愛しさからなのか、佑人の目から一筋の涙が零れる。
そんな中、正体不明の恐怖が一瞬佑人を襲う。
未由、本当にこれでよかったのか?
なぜだ、俺も未由も覚悟していた。なのに湧き出る問い。
未由は、あまりの強すぎる感覚に意識を失おうとしている。
「全部夢にしてもいいよ」
無意識に口に出る。逃げ道を残してあげなければいけないととっさに思った。
未由だけは今ならまだ戻ることができるんだよ・・・と。
今日のことはすべて夢だったことにして、何もなかったように過ごしても俺は受け入れる。
一時の気の迷いなのであればそれで構わない。
答えはゆっくり考えて、未由が出せばいい。
俺はずっとお前のそばにいれれば、それだけでいい。
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