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第4章 ギックリ腰

「なにしてるんだ？」
「いま、佳代子さんにお話をしてたんです。涼太さんと里美の事を…。かなり、歩けるようになりましたね。」
「あぁ。お茶飲みますか？」
「はい。淹れますね。」

リビングで、再び茶を飲みながら、良子さんの仕事の事を色々と聞いた。

「じゃ、かなり介護の仕事してるんですね。」
「もう、古株ですよ。若い子には負けます。」
「明後日には、涼太達が戻ってくるな。」
「はい。また、怪我でもしたら介護に来ますよ。こんな、おばあちゃんですけど。」

そう言って、笑った顔が可愛かった。