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immorality ~哀戦士編~
第3章 社内一の美女 ~新人研修~
...
~202号室~
風呂から上がった江梨花は、無駄毛の処理をしていた。

脇毛を抜き、鼻毛も抜き、鼻糞をほじる
決して、人には見られたくない姿である...
まさか、管理人に見られてるとは、夢にも思わずにいた。

19時になり、大学時代の後輩、大嶋春菜がやって来た
明日からの、2週間のタイムスケジュールを持ってきたのだ
通勤は社用車で送迎
2週間の研修中は、9:00~21:00まで会社に拘束
食事は、会社で済ますとの事
そして、2週間の外出禁止となっていた。
...
一通り説明を聞き、江梨花の顔は曇っていた
「2週間、我慢すればいいんでしょ」
無理に強がる、江梨花
「そうですよ!たった2週間ですから」
明るく励ます、春菜
二人は大学時代、同じサークルで仲が良かった
「でもまさか、江梨花さんが秘書課に来るなんて、ビックリですよ」
「私だってビックリよ」
「でも江梨花さん、職場では私が先輩になりますからね」
「えっ!まあ、確かにそうだけど...」
複雑な心境になる江梨花
「あっそうだ!江梨花さん、これどうぞ」
春菜はハンバーガーとポテトを差し出した
「ありがとう...これだけ?」
「はいっ」
笑顔で答える春菜
「まあいいわ...春菜は食べないの?」
「これからデートなんで、美味しいもの食べに行きますから」
「いいわねっ!こっちは軟禁状態なのに...」
落ち込む江梨花
「実は私も、明日の夜から特別研修が始まるんですよ」
「特別研修?あんたずっと秘書課なんだから、研修とか関係ないでしょ」
「やっぱり会社ごとに、ルールが違うんでしょ」
「うーん...そんなもんなのかな?」
「だから今日は、彼と沢山愛し合うんですよ!うふっ♥」
「ふんっ...勝手にしなよっ」
安部弘也と逢えないこの状況に、江梨花は春菜に嫉妬していた。
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