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第10章 X'mas

「ﾊﾟﾊﾟ？」
「うん。さっくんのﾊﾟﾊﾟでしょ？」
「あっ、そうゆう事ね(笑)俺、てっきり出来たのかと思った。」
「だったら、どぉするぅ？」

ﾋﾟﾀｯ…

「産んで！」
「出来てないから(笑)」

新しく出来た、ﾍﾟｯﾄOKのｶﾌｪで休憩し、家まで歩く。

そして…

ｶﾁﾝｯ…

「ﾒﾘｰｸﾘｽﾏｽ」
「ﾒﾘｰｸﾘｽﾏｽ」

俺は、穂香とｸﾞﾗｽを鳴らした。

「あと、これ…」

ｺﾄﾝｯ…

ﾃｰﾌﾞﾙの上に、小さなﾋﾟﾝｸのｹｰｽを置いた。

「結婚は、無理だけど、一生お前、穂香を守るから！ずっと、傍にいてくれ。」
「はい。」

俺は、穂香の薬指に、輝る結婚指輪をはめた。