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夏の夜の終わりに。。。
第24章 割れ堕ちた卵
穂香は、週末になると、自宅へと戻ってくる。数日前には、さくも退院し、随分と賑やかになった。

「こら、さく。邪魔。」

相変わらず、さくは、穂香の膝の上を陣取る。愁が、小さな時も、穂香の膝上はお気に入りの場所だった。

「どうしたぁ?また、頭、痛くなった?」
「ん?大丈夫です。でも、最近よく頭の奥が痛むんですよねぇ。」
「回診の時にでも、言ってみる?」
「その時にでも、痛かったら、相談してみます。」

まだ、他人行儀な話し方もするけど、やはりどれも俺の好きな穂香。

「かっわい!」
「あっ、パパ、また言った。」
「…。」

穂香、何故か指を折って…

「今日だけで、5回言ってますね。」
「…。」

¨最近、この二人タックル組むと、強いと感じる。¨
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