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夏の夜の終わりに。。。
第25章 ホテルでの夜
車で移動中、なんとかホテルを予約出来た。

で、食事を早々にして、風呂に入ると、愁は、疲れたのか、眠ってしまった。

「穂香?」
「はい。」
「もう心配すんな。俺を信じろ。」
「はい。」

ドサッ…

ベッドに倒れ混んだ。

ポンポンッ…

「穂香もおいで。」

「っとっと…」

いつものように、腕枕して、穂香の髪を触る。

「お前さ、記憶を無くしてからの事、覚えてる?」
「曖昧だけどね。」
「あの頃の俺も、今の俺も、同じだし、お前を好きな気持ちは変わってねぇよ。」
「うん。」
「だから、俺は、お前を抱いた。」
「はい。」
「覚えてる?」
「少しだけ。」
「あの時な、私を抱いてくれないなら、死にますって言ってた。」
「えっ?言ったの?」
「…。嘘。」

俺は、黙って穂香を見つめた。
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