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第1章 小学生編

「梨香、このお菓子好きだろ？前に話が聞こえてた。」

ｺｱﾗのﾏｰﾁ(笑)

「うん。確か、卒業遠足のおやつを買う事になってね、話してた。聞こえてたの？」
「うん(笑)」

¨なんか、嬉しい。¨

ｷﾞｼｯ…

ﾎﾟﾝｯﾎﾟﾝｯ…

拓斗くん、ﾍﾞｯﾄﾞに座って、ﾏｯﾄを叩いた。

「ここ、おいで(笑)」

で、隣に座った私。

「修学旅行でさ、同じ班になったじゃん？」
「うん。」
「俺、あの時、凄く嬉しかったんだよ？」
「えっ？なんで？」
「なんでって…」

拓斗くん、私を見ながら…

「好きだったから…今も大好き。」

ﾝｯ…ﾝｯ…

ﾍﾞｯﾄﾞに倒されて、目の前には、少し笑った拓斗くんの顔があった。