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身体交姦 〜由美と朋子の物語〜
第2章 夜這い 由美の物語

疲れ切った由美が深い眠りに落ちてからどれほどの時間が経っただろうか。
由美は何かに体をまさぐられる様な感覚にわずかに覚醒した。
疲労に包まれた体は容易には明確にならず、霞がかかった頭で状況を捉えようとする。
夫の圭一郎に違いない。時々遅くに仕事から帰って来た夜に寝入った由美にちょっかいをかけて来ることがあるのだ。
そうか、昨日起きたと思ったことは夢なのだ、と思う。
朋子と体が入れ替わるんんておかしな夢をみたものだ、とちょっと笑いそうになった。
今日は圭一郎さんに可愛がってもらおう。
徐々にクリアになった意識でそう考えていた由美の耳元で聞き覚えのない低い声が囁いた。
「朋子…」
驚愕した由美が体を跳ね起こし、背後に飛び下がる。
目に入った部屋の光景は間違いなく朋子の部屋のそれだった。
そしてテーブルの向こうには驚いた様な顔をしてフローリングの床に尻餅をつく男性の姿があった。
スーツ姿の男の顔に由美は見覚えがある。
茶髪の男は同じ病院に勤務する内科医の藤井だった。
「なんだよ。びっくりさせるなよ。」
藤井はニヤついた笑いを浮かべながら近づいて来る。
「今日朋子が温泉行くって言ってたからよ。温泉姿想像してたらムラムラして来ちゃったよ。」
朋子から以前2人で飲みに行ったと聞いてはいたがまさか2人がそんな関係だとは…。
「楽しもうぜ、朋子」
藤井が下卑た笑いを浮かべながら由美ににじり寄って来る。
由美は背筋がゾッとした。
由美はそもそも藤井という男が嫌いだった。確かに顔は悪くないかもしれないが、チャラくすぐに職場の女性職員に手を出すという噂を何度も聞いている。
その藤井が薄笑いとともに近づいて来るのだ。
由美は必死に後ろに下がろうとするがリビングは狭くあっという間に追い詰められてしまった。
「なんだよ、朋子。」
訝しげに藤井が首をかしげる。
そして合点がいったという表情を見せた。
「今日はそういうプレイがしたいんだな?」
ネクタイを緩めながら追い詰める様に由美に迫って来る。
ちがう、ちがう。
由美は頭の中で叫んでいた。
私は朋子じゃない。私は朋子じゃないの。
しかし恐怖に金縛りになった様に体からは力が抜け声も出なかった。
由美は何かに体をまさぐられる様な感覚にわずかに覚醒した。
疲労に包まれた体は容易には明確にならず、霞がかかった頭で状況を捉えようとする。
夫の圭一郎に違いない。時々遅くに仕事から帰って来た夜に寝入った由美にちょっかいをかけて来ることがあるのだ。
そうか、昨日起きたと思ったことは夢なのだ、と思う。
朋子と体が入れ替わるんんておかしな夢をみたものだ、とちょっと笑いそうになった。
今日は圭一郎さんに可愛がってもらおう。
徐々にクリアになった意識でそう考えていた由美の耳元で聞き覚えのない低い声が囁いた。
「朋子…」
驚愕した由美が体を跳ね起こし、背後に飛び下がる。
目に入った部屋の光景は間違いなく朋子の部屋のそれだった。
そしてテーブルの向こうには驚いた様な顔をしてフローリングの床に尻餅をつく男性の姿があった。
スーツ姿の男の顔に由美は見覚えがある。
茶髪の男は同じ病院に勤務する内科医の藤井だった。
「なんだよ。びっくりさせるなよ。」
藤井はニヤついた笑いを浮かべながら近づいて来る。
「今日朋子が温泉行くって言ってたからよ。温泉姿想像してたらムラムラして来ちゃったよ。」
朋子から以前2人で飲みに行ったと聞いてはいたがまさか2人がそんな関係だとは…。
「楽しもうぜ、朋子」
藤井が下卑た笑いを浮かべながら由美ににじり寄って来る。
由美は背筋がゾッとした。
由美はそもそも藤井という男が嫌いだった。確かに顔は悪くないかもしれないが、チャラくすぐに職場の女性職員に手を出すという噂を何度も聞いている。
その藤井が薄笑いとともに近づいて来るのだ。
由美は必死に後ろに下がろうとするがリビングは狭くあっという間に追い詰められてしまった。
「なんだよ、朋子。」
訝しげに藤井が首をかしげる。
そして合点がいったという表情を見せた。
「今日はそういうプレイがしたいんだな?」
ネクタイを緩めながら追い詰める様に由美に迫って来る。
ちがう、ちがう。
由美は頭の中で叫んでいた。
私は朋子じゃない。私は朋子じゃないの。
しかし恐怖に金縛りになった様に体からは力が抜け声も出なかった。

