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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
 何かに耐えるような表情、悲痛な声。
 彼のすべてが心に迫ってくる。
 美海は泣きたいのを堪え、微笑みを浮かべた。
「今日という日が過ぎたら、あなたを忘れるわ。だから、シュンさんも私のことはきれいに忘れて」
 言うだけ言うと、美海は小走りに走った。
 涙が次々に溢れてきて、止まらない。
 忘れられるはずがない、忘れられるはずがなかった。でも、これが最後だから、彼に幸せになって欲しいと思うからこそ、心にもない科白を口に乗せなければならなかったのだ。
 心と身体がバラバラになりそうだ。
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