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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

果たして、自分たちに〝今度〟があるのかどうか。恐らくはないだろう。何がどうなっているのか判らないが、今のところ、シュンは美海に愛想を尽かしている様子はない。
「まず最初に牧場に行こう。例の子牛を見せてあげられると思うから」
この軽トラも牧場のオーナーから借りたものだという。ちゃんと美海が牛舎を見学する許可も取ってあるということだ。
ほどなく牧場に到着し、案内されたのは牛舎というよりは、ただっ広い小屋のようなものだった。合わせると十数頭の牛がのんびりと草を食み、時折、モーと啼いている。
それぞれの牛の居場所は木の板で仕切られている。
「こっち、こっち」
「まず最初に牧場に行こう。例の子牛を見せてあげられると思うから」
この軽トラも牧場のオーナーから借りたものだという。ちゃんと美海が牛舎を見学する許可も取ってあるということだ。
ほどなく牧場に到着し、案内されたのは牛舎というよりは、ただっ広い小屋のようなものだった。合わせると十数頭の牛がのんびりと草を食み、時折、モーと啼いている。
それぞれの牛の居場所は木の板で仕切られている。
「こっち、こっち」

