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罪×咎
第6章 プチ旅行

「偶然、産婦人科から出てくるのを見た人がいて、それをパパに言ってね。」
「それで、結婚?」
「うん。その2回の中絶が精神的にきて…頑張っても出来なくて。」
淡々と話す志織の手に力が入ったのがわかった。
「あっ!湖だよ。志織さん。」
「綺麗!!」
「きっとさ、まだ早いって赤ちゃんも思ったんだよ。また、出来るから。俺も、頑張るし。」
「…。」
「兄貴が、死んで1年になるからさ、本気で考えて欲しい。」
「えっ?」
「ずっと傍にいる。志織を泣かせる事はしない。だから、その、結婚してください!」
座りながら、俺は、志織に頭を下げた。
「はい。宜しくお願いします。」
顔をあげたら、志織笑ってた。
「それで、結婚?」
「うん。その2回の中絶が精神的にきて…頑張っても出来なくて。」
淡々と話す志織の手に力が入ったのがわかった。
「あっ!湖だよ。志織さん。」
「綺麗!!」
「きっとさ、まだ早いって赤ちゃんも思ったんだよ。また、出来るから。俺も、頑張るし。」
「…。」
「兄貴が、死んで1年になるからさ、本気で考えて欲しい。」
「えっ?」
「ずっと傍にいる。志織を泣かせる事はしない。だから、その、結婚してください!」
座りながら、俺は、志織に頭を下げた。
「はい。宜しくお願いします。」
顔をあげたら、志織笑ってた。

