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第8章 妊娠

「喋った！」
「うん。可愛い声。」
「ありがとう。改めて、聞くけど、お名前は？」
「海野真。5歳。」
「良く言えたねぇ！偉いっ！」

志織、真くんの頭を撫でてた。

¨いい光景だな。¨

それから、１ヵ月後…

梨夏ちゃんは、ママに手を繋がれて、富士こども園をすだった。

「田舎の親御さんと暮らすんだって。」
「たまには、会いに行こうかな？」

¨あっ！！こっちの挨拶もしないまま、妊娠するわ、結婚するわ！だった。¨

「いま、かなり焦ってるでしょ？」
「さ、さぁ？な、なんのことかな？」

翌日の土曜日。
お腹に支障がないように、休み休み車を走らせ、志織の両親に挨拶に行った。

「良かったね。」
「うん。怒鳴られるかと思った。一人娘だったとはね。」
「まぁ、いいじゃん！なんか、安心したみたいだったし。後は、元気に生まれてきて欲しいな。」