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青ノ毒
第9章 無言電話

パパの会社のアルバイトも、だいぶ慣れてきた。
「じゃ、行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
ママの退院はまだらしいけど、たまーに外泊許可がおりる。
その間パパは、ママに付きっきり。
「夫婦だからな。それなりに、愛情はあるし。莉亜の事も愛してるけど…」
パパは、よくそう言う。
「わかってる。わかってるけど…。」
パパが、ママを抱いてると思うと、胸が痛くなる。
トゥルルルルッ…トゥルルルルッ…
「お電話ありがとうございます。豊浜運輸で…ツーツーツー」
ガチャンッ…
「もぉ、なんなの?!」
今朝から、何回かある無言電話。
「じゃ、行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
ママの退院はまだらしいけど、たまーに外泊許可がおりる。
その間パパは、ママに付きっきり。
「夫婦だからな。それなりに、愛情はあるし。莉亜の事も愛してるけど…」
パパは、よくそう言う。
「わかってる。わかってるけど…。」
パパが、ママを抱いてると思うと、胸が痛くなる。
トゥルルルルッ…トゥルルルルッ…
「お電話ありがとうございます。豊浜運輸で…ツーツーツー」
ガチャンッ…
「もぉ、なんなの?!」
今朝から、何回かある無言電話。

