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金色のレモンスカッシュ
第2章 アキラ先輩
梅雨も本番になった6月半ば
うちの学校でちょっとした事件があった
3年生が一人退学処分になったらしい
サッカー部員だそうだ
この学校のサッカー部は素行が悪く度々停部になっているというのは
うちの中学校にも聞こえていたので
サッカー部だった俺達も違う部活に変わろうとラグビー部を選んだのだった
俺?ラグビー部どうしたのかって?
後で入ろうかと思っていたけど
先に入った連れが
やれ朝練だと朝早いし
昼休みは先輩の買い物、所謂パシリに駆り出されたりしてるのを見ていると
なんとなく億劫になり
気楽な天文部に居座っていたのだ
サッカー部3年生の退学処分の詳細は分からないものの
飛び交う噂は生徒の中で恰好のネタになっていた
「アノ3年はさぁ、アキラと同じ中学だよな?」
シトシトと降る雨の中
俺は自転車を押し
徒歩通学のアキラと並んで
いつものようにダベりながら帰っていた
「…アノって綾野先輩の事?」
「やっぱり知ってるのか?」
「まあ、ハンサムで有名だしね」
「そうらしいな、女子のファンが他所の学校からも来てたってな」
「噂が噂を呼ぶからね」
「…それでヤッちゃって退学になったんだろ?」
未成年淫行罪
校則だと不純異性交遊というやつか
「そうっぽいね」
「有名だったらしいな、家に女の子連れ込んでヤリまくるの」
「まぁ、モテるから…カオリンには縁遠い話だよ」
「やかましぃ!俺だってなぁ…」
「それは犯罪だよ〜完全に!」
「まだ何にも言ってないだろー」
「強制じゃなかったとしてもカオリンがヤると犯罪〜」
「何で!…あ〜あ俺ももう少しカッコ良く生まれたかったなぁ」
「同〜感、景色は良い方が良いからね〜」
「そっくりそのままお返しします」
「へいへい」
「…っかし、綾野先輩って『ヴァージョンキラー』って呼ばれてたんだろ?スゲーな、いったい何人とヤったんだろ」
「…3桁に近かったって話だよ」
「うはぁ」
「カオリンとは次元が違うよね」
うちの学校でちょっとした事件があった
3年生が一人退学処分になったらしい
サッカー部員だそうだ
この学校のサッカー部は素行が悪く度々停部になっているというのは
うちの中学校にも聞こえていたので
サッカー部だった俺達も違う部活に変わろうとラグビー部を選んだのだった
俺?ラグビー部どうしたのかって?
後で入ろうかと思っていたけど
先に入った連れが
やれ朝練だと朝早いし
昼休みは先輩の買い物、所謂パシリに駆り出されたりしてるのを見ていると
なんとなく億劫になり
気楽な天文部に居座っていたのだ
サッカー部3年生の退学処分の詳細は分からないものの
飛び交う噂は生徒の中で恰好のネタになっていた
「アノ3年はさぁ、アキラと同じ中学だよな?」
シトシトと降る雨の中
俺は自転車を押し
徒歩通学のアキラと並んで
いつものようにダベりながら帰っていた
「…アノって綾野先輩の事?」
「やっぱり知ってるのか?」
「まあ、ハンサムで有名だしね」
「そうらしいな、女子のファンが他所の学校からも来てたってな」
「噂が噂を呼ぶからね」
「…それでヤッちゃって退学になったんだろ?」
未成年淫行罪
校則だと不純異性交遊というやつか
「そうっぽいね」
「有名だったらしいな、家に女の子連れ込んでヤリまくるの」
「まぁ、モテるから…カオリンには縁遠い話だよ」
「やかましぃ!俺だってなぁ…」
「それは犯罪だよ〜完全に!」
「まだ何にも言ってないだろー」
「強制じゃなかったとしてもカオリンがヤると犯罪〜」
「何で!…あ〜あ俺ももう少しカッコ良く生まれたかったなぁ」
「同〜感、景色は良い方が良いからね〜」
「そっくりそのままお返しします」
「へいへい」
「…っかし、綾野先輩って『ヴァージョンキラー』って呼ばれてたんだろ?スゲーな、いったい何人とヤったんだろ」
「…3桁に近かったって話だよ」
「うはぁ」
「カオリンとは次元が違うよね」

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