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君を好きにならない
第12章 好きにならない
マサシも
寝不足みてーな顔してたな・・
なんて思いながら
鍵をあけ
静かに玄関のドアを開けると
リビングから
真琴が顔を出した
「もう起きたのか?」
「・・寝れなくて(苦笑)」
そう言いながら
真琴は
俺の持ってるスーパーの袋を
全部持って
台所へ向かった
「起きてたなら
食べたいもん聞いてやればよかったな。
なんか食べたいものあるか?」
「向井さんが作ってくれるもの」
「は?」
「コンビニのじゃなくて」
「なんだよそれ」
なんだか機嫌悪そうな・・真琴
「すみません」
「腹減ったか?」
「はい」
「じゃあ鍋作るから手伝え」
「はい」